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2018.02.17

杉山勝己と聖書(274)で、さらに自国であるイギリス批判が続く、チャーチルさんの歴史観を書く

 

 そのthe locust years ,1931-1933 の項は、

 締めくくると。

 全てのこれらのことは、悪だくみはなかったとはいえ全く罪がなかったとは、言い切れないことであり、また邪悪な行為や奸計とは無関係であったが、イギリスのひとりよがりの愚かさと無思慮をそのまま露呈したものであり、いままで表面に現れているだけでも、人類の経験の中ですでに比類を見ない、恐怖と不幸を世界に放出するのに、決定的な役割を演じたのである(我が国は、すなはちイギリスは、と言う意味)。

 このデリケートな英語の一部を書くと。all these constituted(共に組み立てる) a picture of British fatuity(無能) and fecklessness(額面どうりではない),,,,,と続いていくから、流石のチャーチルさんも、自国非難のトーンは、少し下げたような、印象になる。のは、仕方のないことであるが。日本語に訳された、邪悪奸計などのおぞましい言葉は、やはり、印象に残りながら、見事に自国批判になっている、と言うべきであろう。

 これが、王政を自らで倒し、民主主義を成功させた先進的国家の、優れた点であろう。で、次はチャーチルさんが書く、日本の満州事変を書いて見たい。

 
 
 
 
 
 
 

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