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2018.06.16

杉山勝己と聖書(437)聖書はいかにして、信じられるのか(37)教会と旧牧師との係争は8年におよび。やっと結審となった、その結果は。と書き、友人に、何度やめろ引き下がれと、言った自分に。呆れている。が、満州を書く武藤富男さん、と大俳優宝田明さん大小説家佐伯泰英さんには、満州映画を作ってもらいたい、という趣旨

 

 最後の満州映画。

 と言っておこう。私が生まれたのは、昭和16年11月、佐伯さんは昭和17年、とはいえ。その間数ヶ月に過ぎないが。その時。いうまでもないが、日本は未曾有の戦争に突入する。その年代ももはや、余命いくばくか。この意識が、私の無謀趣旨の夢を生む。

 宝田明さんは、私より少し上だ。氏がまさか、満州の経験をしているなどと、だれがしろう。氏は、私たちの時代の、美男子東宝大俳優で有名人。なんでその人が、満州で塗炭の苦しみをした、などと。暗くなる話は、当時の映画界の誰も言っていない。それは、映画界が彼に期待して、ゴジラに出演させ、ゴジラ「神」を演じさせたとは、ゴジラ時代を知る私も、一切知らなかった。ことである。

 昔、成城学園に一年ほど住んだ時、東宝の撮影所をなんとなく、見に言ったことがある。が、確か、妙な感じのゴジラがそこにいて、なんとも寂しげなものであったのは、覚えている。至って小さなもので、等身大というのは、そこに人が入り演じていた、ということを知らなかったためである。ゴジラは、特写であることぐらいは観ればわかるのであるが。ゴジラとは縁遠い、哲学とキリスト教神学に興味のある、生意気な壮年に過ぎなかった自分であるが。オーム事件や、神戸の大地震はその成城学園で経験した。

 

 あの日、成城学園に北区滝野川から引っ越したばかりで。最初の、出勤日。電車の乗り方もわからないまま、げーと乗っていると、新宿に行くとばかり思っていた電車は、急に右にカーブを切って次の駅に達した。まま。一歩も動かない。よくわからない。まま、間違え電車を今度は成城学園に向かって一駅乗り、乗り換えて新宿に出。池袋の会社に行った。が、胸騒ぎがする。会社を抜け出て、サンシャイン通りのある証券会社の二階の、テレビで。今妙な事件が日比谷駅で起きて、何が起きているやら見当がつかず、という奇妙極まりない報道に接した。

 そのあとは、いろいろあって。長くなるから書かないが、金持ちの住む成城学園も当時から、結構オームの草刈場で。引っ越し準備の段階でポスティングされているチラシは、オームのものもあった。ある事情から住むことを余儀なくされた、そのマンションも高級である。から、オームは金持ちにターゲットを絞っていたのであろう。などと、思い出しながら、宝田本のゴジラを盛んに読んで。熱海でやっと、読み切ったのである。

 友人が、八年もかけた教会の裁判は、結局門前払い。国家は宗教に介入せず、が結論である。が、明治学院の私の学生時代の学長武藤富男さんは、満州の宗教を実に見事に書いている。が、日本の当時の秀才たちが、満州の国家形成に理想を燃やしていたのである。我が明治学院大学も、1960年代、その武藤さんを招聘して学長とし、安保後の荒れたキャンバスを統治したのである。   

 

 東条英機のお孫さんが、その明治学院大学の学生だったのは、女性ばかりの出席者の中で、たった一人だけ男性の、葬儀(刑死後の東条英機の)出席者だった武藤さんは、もちろんそれなりの理由が、あってのことである。と、私は知っているのである。確か、お孫さんは学長である武藤さんに、挨拶に行ったと、書かれているものを読んだ記憶がある。   

 

 東条英機の絞首刑の場所は、今も池袋サンシャインにあるが、そこはそれであるとは、明示されていない。   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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