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2018.11.16

永遠の生命とクローニンの「天国の鍵」とスコットランド

 

 から、イギリスの地図に引き込まれている。

 真面目にその地図を見ると、クローニンの小説が、まるで実話のような不思議な作用を起こし始める。昨日も、小竹向原のフランス人が経営するクリオロカフェで、読んでいた。そこはまさに、読書天国で。コーヒーは400円以上するから、少しきついのであるが、ここのところ懐が暖かく、この際贅沢をしようと二、三日通っている。

 家から歩くのであるが、この散歩道の行程がなんとも言えない素晴らしい流れを作り出す。説明するとややこしいぐらい、複雑で、ともあれ住宅供給公社の優れた再開発により、地味な公営住宅は、見事に現代的な顔になった。まさに、画家筒井友美の抽象画などを壁にかければ、ことは完成すると言う環境である。

 多分、あれ以上の環境であるカフェーは、そうざらにあるのもではない。だが、その場所へのアクセスには、若干の工夫がいる。小竹向原の駅からでは、クリオロの高いセンスに、若干の減少は免れない。あくまでも、駅から反対側の、その公営住宅の正面から入場するのが、コツである。

 が、それには、かなりの要領がいる。ので、ここで、説明できない。要するに裏と表、であるが、このデリカシーは行って見なければ分かるものではない。そのCRIOLLO(フランス語・意味不明)店は、主にはケーキ店である。普通、駅からが正面であると、思って、しまう。ので、まるで、クローニンの小説のようである。

 小説は、意外な展開をする。この小説は、何度も言うように、若い時(30歳代ぐらいの時)に読もうと思って、読めなかった本である。それが、何度も言うように、永遠の生命論に至った年齢で、必然的に天国の鍵を、読みたくなったのである。不思議だ。が、ともあれ、題名から連想したものであろう。

 まさに、スコットランド(要は、イギリス)の地図を、ワクワクしながら詳細に見ていると、なんと北緯、と言うのか、ロンドンは0度、と言うのは、さすがイギリスである。な。経度と言うのか、正確にわからないが、北極に対し、横切り線で見ると、56度ぐらい。その辺りに、小説に出るツイード川は、地図にあった。クローニンの書き出しは、次のようになる。

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 眼下には、銀色をしたツイード川の静かな、ひろびろとした流れが、秋の夕陽にうすいサフラン色をにじませて、うねうねと見えている。北のスコットランド側の川岸の勾配沿いには、、、、。この国ざかいの町は、いまだに高い石の城壁にとりまかれているが、その城壁の上のクリミヤ戦争で分捕ってきた大砲は、、、、

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 と、書かれ印象的な事件へと発展していく小説であるとは、知らなかった。主人公はごく小さい頃、その川にかかった橋の上で事故にあって死ぬ両親の死によって、その運命を大きく変転され。なんと、司祭として中国で活躍する人物として、描かれていくらしいのであるから、とうとうやめられなくなって、当分この小説を読む時間が必要になった。

 まだ冬の日の始まりにすぎないが、緑のふかい落葉の始まった小説コーヒーの味は、格別である。

 筒井友美個展 「帰る場所」

  https://m.youtube.com/watch?v=uhejKeFZBGc

 
 
 下の地図はスコットランド、ネットから転載。物語のはじめに出る川は、エディンバラの南のあたり(地図で言えば下)にある。

 

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