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2018.11.24

永遠の生命と三島由紀夫金閣寺

 

 池袋ジュンク堂で「金閣寺」(三島由紀夫、新潮社、昭和35年刊行、平成30年140刷)とその英語版(翻訳 IVAN MORRIS 、THE TEMPLE OF THE GOLDEN PAVILION )も併買し、世界堂によって筆洗液を買い、小竹向原のクリオロまで歩き、そこでコーヒーで一服をしてすこし読み、さらに歩き家に帰った。

 という、あまりにもいい天気の運動を兼ねた、黄金ウワーキングと、なった。

 三島という小説家に至ったのは、クローニンの「天国の鍵」を読んでいるからである。なるほど、これが西洋キリスト教の現実(リアリティー)であるか、と思い始め。では、日本の宗教ではどうなっているか、と考えていると。ふと、金閣寺を思いついた。確か、そこの僧が、愛欲によって金閣寺に火をつけ、て全焼させるという事件から。三島は思いついた小説、ぐらいしか。知識はなかったものの、燃える前の金閣寺を明治学院高校の修学旅行で観ていた、ので、興味を持っていたのである。もちろん、以前にも読んではいたが、あまり面白いものであるとは、思わなかった。

 で、少し、初めの出だしを読んで、その辺りの英語翻訳も読んで、なるほど、うまい翻訳(英語訳のこと)であるな、と思いながら。末尾にある、三島の解説を読んだ。で、びっくりしたのである。

 今朝、起きるとすぐ、「少年老いやすく、学、なりがたし」という漢語が浮かび。なんとも、無知無学な自分の人生時間の短さに驚いたのである。残念ながら、読みたい本が山ほどあって、それに日本の小説家の英語版を読むなどという、この比較文化論的なものを、今頃やっているとは、情けない次第、である。

 であるが、実に、面白い。三島由紀夫が自分より、10いくつしか歳上でない人間である、などと思ったことは今まで一度もない。はるか高いところに鎮座する、小説神のような人で。色々、気になって、自殺後の馬込の家の前まで、行ったことはあるものの、どうも高すぎて、近寄りがたい人であった。

 それもそのはず、氏の小説業は凄まじく早熟で、高い才能を発揮して、小生の及ぶところではないが。ただ、彼が、大正生まれとはいえ、なんと結局昭和元年生まれと言ってもよく、その短い一生を考えていると、彼はまさに「昭和の子」、なのであると、知った。

 ので、私も、そうである以上(昭和16年生まれ、太平洋戦争一ヶ月前に、生まれてしまった)、残り少ない人生で、三島由紀夫の研究をしなければなるまい、と思ったのである。

 

 

 筒井友美個展 「帰る場所」

  https://m.youtube.com/watch?v=uhejKeFZBGc

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

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