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2019.05.20

永遠の生命と進歩の概念、内村鑑三のアメリカ下品発言

 内村が、アメリカのキリスト教を批判して。書いたのが大正九年の「東京朝日新聞」広告欄に載っている。全集では第25巻、591ページである。彼はその中で、「我が日本に於いて本当のレリジョン(英単語書かれている、以下同じ)とサイエンスとの調和を計りたいと思います。何れにしろヴァルガー アメリカン クリスチャニテイ ー は真平御免であります。そうそう(匆々)敬具 」とある。朝日新聞の広告、とあるのは理解しがたいが、そう書いている。それより、アメリカの下品(vulgar)を嫌った内村らしい、広告である。アメリカを嫌ったのは、彼ばかりではない。歴史の長いヨーロッパなどは、それをきらうことこの上もなかった。が、第二次世界大戦で是非参戦してもらいたい、の一心でイギリスなどは、だんだんアメリカびいきが出てくるのである。が、基本は変わらず。歴史の長い日本なども、実際はアメリカ嫌いである。僕も、実はアメリカ嫌いで、明治学院のようなアメリカ人の優秀な人(ヘボン)が神学校として作った学校に10年も行ったものでも、実際アメリカ嫌いなのである。しかし、当時はアメリカ好きも、いっぱいいて、戦勝国アメリカの空気を吸いたい人は、日本人の中に山ほどいた。が、僕は体が小さいので、でかいアメリカ人にえらく劣等感を持っているから、それで嫌いなのであろう。が、内村は日本人としても偉丈夫で、ヒケなど取るものか、といった武士の子孫で。堂々と、アメリカ嫌いなのである。彼が、色々あってアメリカに行くのは、札幌農学校で結局洗礼を受けてしまったことを受け、それならその本場を(当時はそう思われていた時期)見てやろうと、思ったのであろう。もともと、早々離婚する羽目になり、その不満解消をアメリカ留学にかけたのであろう。だが。ともかく、彼が死んで、まさか愛する日本が太平洋戦争まで、やるとは予想してはいないはずだ。ともあれ、下品なアメリカのキリスト教は、あの勧誘の、よく見かけるあの手の、アメリカ的勧誘には。僕もほとほと下品なものを感じている。そのアメリカこそ、それこそ科学発展の本場で、原爆を開発し、広島に落っことしたのだから。戦後に、罪深いアメリカの行動は、世界の軽蔑を受けてしまったのが現実である。その反面、高い科学の現実がまた今の世界騒動の問題と、なっている。何しろ、コンピューターにしても、アメリカはともあれすごすぎる。という、アメリカの不幸は、今も世界の不幸なのである。弁証法的であるキリスト教の発展形態たるアメリカは、矛盾の塊であることは、言うまでもない。それをヨーロッパの神学者ブルンナーは分析している。この人が、僕の高校の時の教科書である。

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 筒井友美作品。

 「帰る場所」、 https://m.youtube.com/watch?v=uhejKeFZBGc

 

 

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