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2019.06.14

永遠の生命と、日本海海戦とああ、ミゼラブル

 ホルムズ海峡波高し、か。波高しとは、僕らが子供の頃日本海海戦の表現に頻繁に使われた比喩で、僕にとっては昭和のことである。多分、日本海海戦とは、日露戦争のことであろう。それがホルムズ海峡の波が高いということは、悲しいことであるが。未だ詳報は不明だ。すぐ伝わる情報であるが、ここだけは世界のもっとも痛い場所である、などということなど書いても仕方があるまい。というとき、僕は古本をたくさん持って、まるで外国旅行をするようなでかい旅行鞄に詰めて、池袋の往来座を目指した。かなりの本を詰めたのであるが、僕の七十七歳の僕の、終活の一つである。僕は往来座の主人が、明治学院のヘボン像を彫刻した人である、ということを知る。久しぶりの彼は元気で。最近はどうも女の匂いがしない。のは、彼の身辺から女性の影が消えたのは、僕が前から気にしていることだ。が、それは個人の問題であろう。で、僕は、挨拶をして雑談した。帰路そこにあった昔の本。平凡社の文学書レミゼラブルを買った。小型の聖書のような格好をしていて、厚い本だ。今、朝日に当てて、虫干ししている。今日一日、それをする予定だ。三百円であるが、僕は彼が、僕の持っていった本と交換であるというので、いただいて帰って今、少し読んだ。なるほど、僕は子供の頃ダイジェストで読んで、感動したが、今読むと。その感動は味わいを加えて、虫干しの時間も惜しいと思うほど、面白い。なるほど、フランス革命の時の殺された多くの人の霊が、乗り移ったような、司祭が出る。司祭は、隣の病院の建物と、自分が移り住んだ建物とを、交換する。という場面は、見事というべきであろう。ユーゴーの作品は、ここからが読み応えがあると思う。僕は、七十七歳で、絵(水彩)を描くからウィーンから嫁に行った、あのマリーアントワネットの悲劇はわかっているのだ。ここから、彼女はフランスの王のもとに、輿入れする。そして、革命。たくさんの貴族がギロチンの露と消えて、そのあとのナポレオンが、市民皇帝となって、フランスを統治する場面が出る。人生は、面白いが、捨てられた小説を読むのも、なかなか味のあるものである。ホルムズ海峡の波は、一層高くなるのか、僕ら日本人の運命はどうなるのか。興味は尽きない。

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 筒井友美作品。

 「帰る場所」、 https://m.youtube.com/watch?v=uhejKeFZBGc

下は僕のヴィデオのショートカット、20年前のものです。

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