« 永遠の生命と、人間存在の希望の研究(378)6月25日、木曜日(千回を目指して) | トップページ | 永遠の生命と、人間存在の希望の研究(380)6月27日、土曜日(千回を目指して) »

2020.06.26

永遠の生命と、人間存在の希望の研究(379)6月26日、金曜日(千回を目指して)

青木富貴子・新潮文庫・平成20年、を読んでいる。内容は731、のことで。近代随筆家の元祖はモンテーニューで。十六世紀の人。彼は、天井に旧約聖書の「伝道の書」の、気に入った文章を十二箇所ほど腹に蓄えるため。天井に書いて貼り付け、いつも読んでいた。と、昔の新聞で読んだことがある。それは1996年で、平成8年。日経新聞朝刊の、「春秋」というコーナーに書かれていた。僕は、その記事を大切にして。今も持っているが、それがまさに、僕の人生観の基礎になっている「伝道の書」なのだと、改めて知るのである。伝道の書は、旧約聖書だから。イエスの生まれる前の書物で、人間の虚しさが語られている。「空の空。伝道者は言う。空の空。全ては空」から始まる。この空と言う意識は、なんとも素敵であるが。もちろん、日本思想の基礎にも、これがあると思う。が、深すぎて、ここで書けるほど、今のところ僕に知識はない。731を読んで、ひどく落ち込んでみると。この「空」、だけが救いであると、思える。のは。全てを「空」に戻さないと。人間罪の深さが、到底削ぎ落とせないと、思うからである。731の読みは、やっと。133ページまで至ったが、全体は534ページで。まだまだ先がある、と思うと。なんとも、気の重いことになっている。青木さん自身を調べてみると、なんと団塊の世代で。僕より年下で、僕のお嫁さんと同じ年代で。僕は、本当に。ほとほと、すごい人だと思いながら。さらに調べてみると。例の、青木書店、創業者の次女の方だとWikiに出る。青木書店は、神田神保町の書店で、有名な資本論一式を出版した書店で。資本論の第一巻を、その書店で買って読んで。一発で、はねつけられて。その後、何度か挑戦したが、数ページで、それ以上読めず。いつしか、たった一冊で古書店に戻ってもらった、経緯が僕にはある。が、要するに、唯物論経済思想の世界の名著で。これほど読めなかった本も珍しい。ただそれゆえに、マルクスがすごい人であると、思ったのは。資本論を買うときに観た、青木書店の棚にびっしり並んだ資本論は壮観であった、と言う感想が、今でも脳裏に残っている。聖書に対抗した、資本論は。膨大な影響を、世界の思想世界に与えた、と言うことぐらいは。僕にでもわかる。が、そのお嬢さんが、僕の女房と同じ団塊の世代だと思うと。僕は。この頃、自分の奥さんを、自分の兄貴のように思いながら。歳をとった、雄の狼の狡智とも誤解される、考えで。今さら何よ、と、思われても。やはり、青木富貴子さんのような、素晴らしい書き手を生み出した、団塊の世代が。一斉に本当の老人となり。日本の人口問題にストレスとなると、言われ始めていると。僕は。戦後すぐの。世界の情勢の中に。悲劇の「731細菌部隊」を、戦後に正確に伝えた青木富貴子さんを、尊敬して。今日も読み。人間論の深み、に足を突っ込みながら、伝道の書の。空論を信じ、イエスの救済を導き出す、旧約聖書の神の救済論を。イエスの受肉(神としての)という難しい問題を、今日も考えてみたいのであるが。同時に、「空」思想の東洋的、日本的深さも味わって。ぼつぼつ鎌倉散歩も可能なのではないか、と期待もしているのである。が、如何であるか、とも思うのである。

 

ーーーーーーー

 

 筒井友美・「帰る場所」

 

  https://m.youtube.com/watch?v=uhejKeFZBGc

 筒井友美ホームページ https://tsutsui-tomomi.jimdofree.com (HP)

 

 

ーーーーーーーーーーーー

783_20200626065301

僕の銀座画廊の設営をしている佐々木夫妻

 

|

« 永遠の生命と、人間存在の希望の研究(378)6月25日、木曜日(千回を目指して) | トップページ | 永遠の生命と、人間存在の希望の研究(380)6月27日、土曜日(千回を目指して) »