« 永遠の生命と、人間存在の希望の研究(413)7月30日 木曜日(千回を目指して) | トップページ | 永遠の生命と、人間存在の希望の研究(415)8月1日 土曜日(千回を目指して) »

2020.07.31

永遠の生命と、人間存在の希望の研究(414)7月31日 金曜日(千回を目指して)

大学者「秦剛平」勉強は僕にとって、実につらい。昨日、「七十人訳ギリシャ語聖書・モーセ五書」(秦剛平訳・講談社学術文庫・2017年)が着いた。ジュンク堂検索で、全く出ないのでわざわざアマゾンで買って。びっくり仰天。でかい箱に入って送られてきた。想像を絶するとは、このことである。本自体がでかいのではなく、厚いのである。普通の、日本聖書協会(銀座教文館ビル)制では、聖書は何冊ももっているので。実際大きさについて、普通の文庫程度にしか、予想していない。何せ剛平本は、文庫なのだから。今までの慣習的な印象で、ただ待っていたのである。ところが、これがびっくりポンで、怪物的である。それもたったの、旧約の五書が訳されているだけの、ホンの些細なものだとばかり思っていたから。で。この常識外の〈聖書〉を、面白いので。友人の画家にも送ることにした。まず、いつもの古書往来座に、古本を旅行鞄いっぱいに詰めて。まるで、ガラガラと海外旅行ではないかと、思われるほどいっぱいバックに詰めて。雑司ヶ谷駅から、さらにガラガラと、でかい音をたてて、エンコラどっこいと持って行った。ので、その帰り道にジュンク堂により、同じ聖書を画家に送ってもらった。のは、理由がある。多摩美大の秦さんを、本当にこの頃。理解する様になったのであるが、読んでみるとなるほどこの人は。多摩美術大学名誉教授であるべき人である、と心から思う様になった。のは、その聖書の宣伝文句が、的確であるからだ。「現存する最古の『体系的聖書』にして西洋文明の基礎文献、待望の文庫化」というもの。さらに続けると「ギリシャが強大な力を持っていたヘレニズム時代。エルサレムからエジプトに派遣された七十二人のユダヤ人長老が、ヘブライ語をギリシャ語に翻訳し始めた。この通称「七十人訳」が、新興宗教の一つでしかなかったキリスト教を地中海世界に広め、その後の世界宗教としての展開を決定づけることになる」、である。この様な重要な事項の中に、当然絵画も入り。さらに、ヘブライ語聖書を無視したのは、宗教改革者ルターであると。続ける。ルターが、反ユダヤ主義的福音主義を構築するため、ヘブライ語から。聖書をドイツ語に訳さず、この七十二訳のギリシャ語聖書から聖書を訳して行くのは、問題であるとスッパ抜いたのが。剛平さんなのである(この辺りは実に難しい、デリケートな大問題で、真実がわからないのではないか)。そこで、彼は、コツコツと、自分でヘブライ顔の翻訳に挑戦し、ギリシャ語七十人訳聖書と対比する、という、とんでもないことを始める。ともかく秀才なのであるが、僕の一つ歳下の人で。ほぼ同い年の人なのだ。僕は、着いたばかりの、剛平さんの聖書をざっと観察し。彼が言わんとしたこの「真実の西洋史」が、なんとも深刻であるということ〈だけ〉を知り。これでは、世界のキリスト教は、根本から掘り返されるのではないかと。ふと、危機感を持ったのである。実はここの物語書きも、これでは全く不十分で。基礎認識が全然できていない、のは。僕の聖書読み人生が、日本聖書協会編の聖書一本に偏っている、からであると秦さんに教えられる。ので。それは、ついさっき。僕の本箱から、「日本聖書協会100年史」(1975年刊行)を引っ張り出して、それを見る僕の脳天は。破れんばかりの一種のパニックとなって、今更ながら。宗教世界の恐ろしさを、感じる朝になったのであると、書いて今日は終わりたい。時、東京都の感染者も恐ろしげな数値を再度示し始めている、が。

ーーーーーーー

 筒井友美・「帰る場所」

 https://m.youtube.com/watch?v=uhejKeFZBGc

 筒井友美ホームページ https://tsutsui-tomomi.jimdofree.com (HP)

 ーーーーーーーーーーーー

Kaiga0510_20200731061601

|

« 永遠の生命と、人間存在の希望の研究(413)7月30日 木曜日(千回を目指して) | トップページ | 永遠の生命と、人間存在の希望の研究(415)8月1日 土曜日(千回を目指して) »